ツマキチョウ
- チョウ目シロチョウ科シロチョウ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州
- 開帳 45~50mm
- 出現期 3~5月 年1化
- 幼虫の食べ物 アブラナ科の花、蕾、若い果実の鞘
- 成虫の食べ物 花の蜜
- 完全変態
- 越冬 蛹
春の限られた時期にみられる春を告げるチョウです。直線的に目の前のチョウジソウの花に翅を広げて止まって、すぐ飛び去ってしまいました。前翅の翅頂が横に張り出して鉤状になりこの部分にメスは白地に黒紋、オスは黒紋に橙黄色の紋が入ります。それが褄黄蝶の名の由来です。翅を閉じると、黒い鱗粉に黄色い鱗粉が混じり雲状の複雑な模様で、周囲に溶け込みます。
アブラナ科の蕾などに産卵、10日程で孵化、1か月ほどで蛹に、そのまま春まで過ごします。長いものでは2~3回の冬を過ごします。幼虫はアブラナ科の細長い鞘に似て、蛹は刺のような姿で溶け込みます。