モンクロシャチホコの幼虫はバラ科の葉を食べ尽くしてしまいます。
モンクロシャチホコ
- チョウ目シャチホコ科ツマキシャチホコ亜科
- 分布 本州、四国、九州
- 大きさ ♂45~54mm ♀55~59mm
- 成虫出現期 6~9月 年1化
- 幼虫出現期 8~10月
- 幼虫の食べ物 バラ科の植物の葉
- 完全変態
- 越冬 蛹
成虫
ベージュ色に前翅の基部と外縁部に暗赤色、暗青色、黒色の斑紋が入ります。モフモフです。
幼虫
葉裏に産卵、孵化した幼虫は頭部は黒色、体色は赤褐色で毛は疎ら、3齢幼虫まで集団で生活します。大きくなると黒色に変わり、白黄色の毛束が列状になっています。
我が家の果樹はほとんどがバラ科、プラムに丸裸大量に発生したことがあります。下にはコーヒー豆を小さくしたような糞が大量に落ちています。その後雨でも降ろうものなら茶色く汚れてしまって大変です。踏みつけてしまうと体液は暗緑色です。
終齢幼虫は50~60mm、蛹になる場所を探して放浪するとか、幅の広い道路をとことこ歩いているのを見たことがあります。浅い土中で蛹になります。危険そうに見えて葉の食害はあっても毒はありません。食べるとおいしいそうですが、無理。