アシブトハナアブ
- ハエ目ハナアブ科ハナアブ亜科アシブトハナアブ属
- 分布 北海道、本州、四国、九州
- 大きさ １２～１４ｍｍ
- 出現期 ３～１０月
- 幼虫の食べ物 腐植物
- 成虫の食べ物 花の蜜や花粉
- 完全変態
- 越冬 成虫
雌
♀・４月２日・アオキ・自然j教育園
胸背部は光沢がなく、２本の黄色い縦筋があります。小楯板は黄褐色。腹部はやや扁平で、第２節両側縁には黄色い３角形の斑があります。胸部の脇には黄褐色の毛が密生しています。後脚腿節が黒く太く頸部が内側に湾曲しています。翅は透明、縁紋は小さく黒褐色、曲がりくねった翅脈です。
♀・１０月１６日・ユウガギク・自然教育園
第２節両側縁に黄色い３角形の斑がない黒化型もあります。
雄
♂・３月３１日・自然教育園
オスは三角形の黄色紋がよく発達しています。
♂・３月３１日・自然教育園
触角は褐色で小さい。オスは複眼が接しています。顔面は黒い中央隆起部以外は黄色粉に覆われています。
♂・３月８日・自然教育園
♂・４月９日・自然教育園
幼虫は長い呼吸管を持ちオナガウジムシと呼ばれ気持ち悪がれる外見です。汚い止水の中で腐った植物などを食べて育ちます。育った水域近くの地中で蛹になります。蛹は幼虫の外皮を硬化させるだけで外見はほとんど幼虫と変わりません。成虫は落ち葉の下などで越冬します。