アシブトハナアブ
- ハエ目ハナアブ科ハナアブ亜科アシブトハナアブ属
- 分布 北海道、本州、四国、九州
- 大きさ 12~14mm
- 出現期 3~10月
- 幼虫の食べ物 腐植物
- 成虫の食べ物 花の蜜や花粉
- 完全変態
- 越冬 成虫
雌
胸背部は光沢がなく、2本の黄色い縦筋があります。小楯板は黄褐色。腹部はやや扁平で、第2節両側縁には黄色い3角形の斑があります。胸部の脇には黄褐色の毛が密生しています。後脚腿節が黒く太く頸部が内側に湾曲しています。翅は透明、縁紋は小さく黒褐色、曲がりくねった翅脈です。
第2節両側縁に黄色い3角形の斑がない黒化型もあります。
雄
オスは三角形の黄色紋がよく発達しています。
触角は褐色で小さい。オスは複眼が接しています。顔面は黒い中央隆起部以外は黄色粉に覆われています。
幼虫は長い呼吸管を持ちオナガウジムシと呼ばれ気持ち悪がれる外見です。汚い止水の中で腐った植物などを食べて育ちます。育った水域近くの地中で蛹になります。蛹は幼虫の外皮を硬化させるだけで外見はほとんど幼虫と変わりません。成虫は落ち葉の下などで越冬します。