シマハナアブ
- ハエ目ハナアブ科ハナアブ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄
- 大きさ 10~13mm
- 出現期 4~11月
- 幼虫の食べ物 腐植物
- 成虫の食べ物 花粉や蜜
- 完全変態
- 越冬 成虫
メス
胸部に2本の灰白帯、腹部に明瞭な赤黄色の三角斑と4本の縞模様があります。メスの三角紋は赤みを帯びて帯状になります。花の間を飛び回り蜜を吸い花粉を胸や脚につけて運びます。ナシやリンゴの受粉に使われています。
黒色中条が弱く不明瞭です。ナミハナアブは明確な黒色条紋が入ります。
オス
腹部に大きな三角紋があります。
生態
幼虫は長い呼吸管を持ちオナガウジムシと呼ばれ気持ち悪がれる外見です。汚い止水の中で腐った植物などを食べて育ちます。育った水域近くの地中で蛹になります。蛹は幼虫の外皮を硬化させるだけで外見はほとんど幼虫と変わりません。成虫は落ち葉の下などで越冬します。
よく似た種との違い
後脚の脛部ーシマハナアブは弓なりで上部に白色の紋がある。ナミハナアブは黒色、真ん中が膨らんだ紡錘形で太く見える。
メスの前脚脛節の毛ーシマハナアブは脛節の太さと同等かそれ以上の長さで立ち毛で密、キョウコシマハアブは短く斜めに生えて疎ら
オスの腹部第2節の黄紋ーシマハナアブは3角形 キョウコシマハナアブは大きく四角形(ホームベースを横倒しにしたような形)