自然教育園 池田山公園 ハエ目

ハナアブ科~キゴシハナアブ

なんといっても粉を散らしたような面白い複眼が特徴のハナアブです。

キゴシハナアブ

  • ハエ目ハナアブ科ナガハナアブ亜科
  • 分布 本州、四国、九州、沖縄
  • 大きさ 9~12mm
  • 出現期 4~11月 年1化
  • 幼虫の食べ物 腐植質
  • 成虫の食べ物 花の蜜や花粉
  • 完全変態
  • 越冬 成虫

メス

キゴシハナアブ♀

10月15日・自然教育園

 

胸部は光沢があり5本の黄色い縦縞、腹部上部に幅広い黄色い帯があります。複眼には黄色地に暗赤色の点々を散らしたような模様があります。触角は短く目立ちません。脚は黄白色と黒の縞々。単眼は3個で黒色、黄色の単眼を持つ個体もいるらしいです。

キゴシハナアブ♀.

10月8日・自然教育園

オス

キゴシハナアブ

10月12日・ユウガギク・自然教育園

 

オスは複眼が接しています。腹部の上部が黄色いことからキゴシ(黄腰)の名がついています。

キゴシハナアブ♂

♂・10月25日・自然教育園

 

キゴシハナアブ♂

♂・10月25日・自然教育園

 

黄色地に褐色に点々を散らした変わった複眼を持つキゴシハナアブ

10月26日・キヅタ・池田山公園

 

幼虫は長い呼吸管を持ちオナガウジムシと呼ばれ気持ち悪がれる外見です。汚い止水の中で腐った植物などを食べて育ちます。育った水域近くの地中で蛹になります。蛹は幼虫の外皮を硬化させるだけで外見はほとんど幼虫と変わりません。成虫は落ち葉の下などで越冬します。

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