アリに擬態したクモです。
アリグモ
- クモ目ハエトリグモ科アリグモ属
- 分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄
- 大きさ 7~10mm
- 出現期 4~9月
- 食べ物 小さな虫
- 徘徊性のクモ
樹木の葉の上をアリのように歩いて獲物を探します。歩行時に前脚は使わず、触覚のように持ち上げています。ハエトリグモ達は飛びますがアリグモは跳躍が苦手です。
体色は黒褐色、赤褐色、頭胸部は括れがあり、腹柄で腹部に繋がります。腹部は上部が丸く下部が尖ります。メスはクロヤマアリとよく似ています。複眼は8個、ハエトリグモらしく前中眼が大きく視覚が発達しています。メスは葉裏に糸で産室を作り、15~30個ほどの卵を産みます。
オスは上顎が発達しています。獲物を抱えて大事そうに運んでいます。