自然教育園 生き物

ホソヒラタアブとホバリング

毎日のように庭に現れるホソヒラタアブはスマートでとても綺麗なアブです。

ホソヒラタアブ

  • ハエ亜目ハナアブ科
  • 分布 北海道、本州、四国、九州
  • 体長 8~11mm
  • 出現 3~11月
  • 幼虫の食性 アブラムシ
  • 成虫の食性 花の蜜
  • 完全変態
  • 越冬 成虫
ホソヒラタアブ

9月22日・自然教育園

 

腹部は平らで(名前の由来です)黄褐色から橙色をしていて、各節に細い帯と太い帯が2本ずつの黒の縞模様があり、また黒い不明瞭な縦条もみられます。足は6本とも黄色です。

ホソヒラタアブ

頭部は殆どが複眼です。上の写真は雌、雄は複眼が接しています。

ホソヒラタアブ

4月19日・タンポポ・自然教育園

 

ホソヒラタアブ

9月22日・ヤマブキ・自然教育園

 

アメリカンブルーに来たホソヒラタアブ

10月29日・アメリカンブルー・自宅庭

 

ドクダミにホソヒラタアブ

6月5日・ドクダミ・自然教育園

 

ナガボノシロワレモコウに来たホソヒラタアブ

9月21日。ナガボノシロワレモコウ・自然教育園

生態

ヒラタアブの幼虫

5月7日・ヒラタアブの幼虫・モモの葉裏・自宅庭

 

雌はアブラムシのいるところに産卵をし、ウジ虫状の幼虫はアブラムシやカイガラムシを食べて成長、花粉も運びます。幼虫は眼がなく上体を左右に振りながら獲物を探します。口器の口鉤でアブラムシの腹部に食らいつき、体液を吸いつくしては、ぽいと捨て、周りには干からびたアブラムシの山、1匹いるだけで絶滅するそうです。頼もしい昆虫です。

アブラムシやカイガラムシを食べて成長するヒラタアブの幼虫

ヒラタアブの幼虫

 

ホバリング

飛んできてしばらく立ち泳ぎをしているような姿勢でホバリングをしてから花に止まります。交尾もホバリングをしながら。

ホバリングが得意なトンボは前と後ろを交互に巧みに動かして安定したホバリングをします。一方チョウは4枚の大きな羽根を同時に動かすので安定せず、ひらひらと動きます。

ハエやハチは4枚を別々に動かせませんが、羽を前後に角度を変えて動かすことで羽の下に渦を作って浮力を得ています。しかもトンボやチョウの十倍、1秒間に数百回の高速で羽を動かしているそうです。

関連記事

ハナアブ科~クロヒラタアブとオオヒメヒラタアブ 

暖かい日中には、ホソヒラタアブの他にも、ホバリングしているハナアブ科のアブたちに出会えます。 クロヒラタアブ ハエ目 ハナアブ科 分布 本州から九州の平地や林縁 出現 4~11月 体長 8~13mm ...

続きを見る

フタホシヒラタアブ
フタホシヒラタアブとナミホシヒラタアブ

ヒラタアブはホバリングが得意で、スリムなボディ。そしてつややかな綺麗なハナアブ達です。3月、フタホシヒラタアブ(別名エゾコヒラタアブ)を見つけました。 特徴 ハエ目ハナアブ科ヒラタアブ亜科ヒラタアブ族 ...

続きを見る

-自然教育園, 生き物

Copyright© 奥行き1mの果樹園 , 2022 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.