庭の花には毎日のように黒光りする小さなこの虫が来ます。金属のような藍色や緑銅色など角度によって変わる黒光りした綺麗な虫です。
ルリマルノミハムシ
- カブトムシ亜目、ハムシ科(ハムシ類は普通11節)
- 分布 北海道、本州、四国、九州
- 大きさ 4mm
- 出現 3~11月
- 食性 幼虫ースギゴケ類の葉 成虫 花の蜜や花粉
- 完全変態
- 越冬 成虫
丸みのある黒色の体、藍色~銅緑色の光沢があります。触角が特徴的で9節、1から3節までは長方形、4から9節が鋸歯型です。ハムシ類は多くが11節です。後脚腿節が異常に太く逞しく、上から見ると三角形に横にはみ出しています。
ちょっかいを出すと、まずピヨーンと跳ねてから、翅を広げて飛びます。ノミハムシの名の由来です。
生態
年1回の発生、3月~6月頃見るのは越冬成虫、7月~11月には新成虫が見られます。幼虫はスギゴケを食べ、成虫は花や蜜などを食べます。花が咲く前から食べ散らかすなど、厄介な害虫として扱われています。特に追い払うこともしませんでしたが、さすがにブルーサルビアは可哀想な姿になってしまいました。
まだ見たことがありませんが、そっくりさんのコマルノミハムシは、後ろ脚以外は茶色だそうです。