夏からずっと沢山花を付けてくれていたメランポジウムも、さすがに花が小さくなってきました。
メランポジウムの特徴
メキシコから中央アジアが原産のキク科メランポジウム属の一年草です。メランポジウムの名前の由来はギリシャ語で「黒い足」意味です。黒いのは茎?それとも根?両方の説があります。日本に来たのは1990年頃、比較的新しい品種です。
葉
草丈20~40cm。葉は互生、楕円形、明るい緑色で浅い鋸歯がありガサガサしています。葉の明るい緑色が花の色を引き立てています。
花
花期5~11月。葉腋から25mm程の花が次々と咲きます。外側に黄色い舌状花が並び中央に筒状花があります。筒状花の花冠は先が5裂しては外側から開いていきます。
筒状花がこんもりと盛り上がっています
果実
痩果が出来ました。一枚の舌状花に一個の痩果ができます。果皮と種皮が密着した果実です。薄くて硬い果皮の中に種子が一つ包まれています。
痩果が落ちた後も花の様です。まだ小さいながらも蕾をたくさん付けています。
育て方
半日陰でも育ちますが、日当たりの良い方が花付きがよくなります。乾燥が苦手なので保水の良い土を好みます。耐暑性はありますが耐寒性はありません
手入れ
こんもりと形の整いやすい花なので特に手入れの必要はありません。枯れた花を覆うように葉が伸び、見苦しくなりません。葉が内側に丸まっていたら水不足のサインです。
増やし方
1年草ですから種蒔きで増やします。発芽は気温20度が目安です。零れ種でよく増えます。
病害虫
ハダニは葉裏で吸汁し葉が白いかすり状になります。ヨトウムシが株元に潜んでいて夜に葉を食害します。