ジニアプロヒュージョンはサカタのタネが育種したヒャクニチソウとホソバヒャクニチソウの交雑種のです。ピンク、白、オレンジなどの7色と花色も豊富、華やかです。
ジニアプロヒュージョンの特徴
キク科ジニア属(ヒャクニチソウ属)の一年草です。
花
蕾の頃もがくの景色がきれいです。色の変化も魅力です。
花が開き始めのころは花びらの表と裏の色の違いがいい模様になっています。
時とともに花色が変わっていきます。環境によっても花色が変わっていきます。暑さや乾燥にも強く花摘みなどしなくても自然にこんもりと育ちます。
花色が一番鮮やかな時です。太陽が似合います。
12月に入っても蕾が付いていますが花色がこんな色になりました。
白に紅をさしたような花色になりました。二回りほど花のサイズも小さくなりました。そろそろ花の終わりが近くなってきました。種を採ってまた来年を楽しみにしましょう。ヨトウムシやアブラムシ、ハダニが付くことがあります。幸い被害にあわなくて済みました。
ジニアプロヒュージョンの誕生物語
ジニアプロヒュージョンの親、ヒャクニチソウとホソバヒャクニチソウの特徴は
ヒャクニチソウ(ジニア・ビオラセア種)
- カラフルで豪華な花
- 花数が少ない
- 多湿で病気にかかりやすい
- 暑さに弱い
ホソバヒャクニチソウ(ジニア・アングスチィフォリア種)
- 花色が少なく小さな一重の花
- 花数が多い
- 病気に強い
- 暑さに強い
両方のいいところをとって
- ヒャクニチソウより小さいが、ホソバヒャクニチソウより大きく、カラフル。
- 枝がよく分岐して花数が多い。セルフクリーニング性(花摘みをしなくても覆い隠すように次々と花を付ける)あり。花期が長い。
- 病気に強い
という花が誕生しました。
胚培養というバイオテクノロジーを駆使し、素晴らしい性質を持った雑種を作ることに成功しました。安定的に種を供給することも大変な課題で開発から15年後の1999年に「豊富」という意味の「プロヒュージョン」と名付けられ発売されました。それから数々の賞に輝いているそうです。
江戸時代から品種改良が盛んになり、沢山の美味しい果実を味わい、綺麗な花を目にすることができ、開発に携わる方に感謝です。