ロープの上で見かけてずっと気になっていました。
クロバネキノコバエ
- ハエ目クロバネキノコバエ科に属する総称
- 分布 全国
- 大きさ 1~6mm
- 幼虫の食べ物 腐食物、有機物
- 農業害虫、衛生害虫
- 完全変態
小さいので最初はアブラムシかなと思いました。頭部と胸部は黒色、腹部は黄褐色に暗褐色の紋があります。触角は数珠をつなげたような糸状、脛節には刺があります。翅は透明で翅脈が特徴的です。Y字型の部分が対象に分岐し、弓状に弱く湾曲しています。翅縁傍のH字型の部分が直線的です。
生態
成虫の寿命は4~10日と短命。羽化後2~3日で腐葉土などに産卵します。産卵数は60~80個。4~7日で孵化、8~20日で4齢幼虫に、幼虫は3~5mm、黒い頭の白色のウジ虫です。幼虫は集団で行進します。蛹の期間は3~5日。成虫は雨の翌日の晴れの時によく発生し活動時間は明け方から10時頃。時に大発生します。