桜の木の傍で見つけた黒と赤のアワフキムシです。
ムネアカアワフキ
- カメムシ目トゲアワフキムシ科
- 分布 本州、四国、九州、南西諸島
- 大きさ 4~5mm
- 出現期 4~6月
- 食べ物 成虫幼虫ともサクラ類の葉の汁
- 不完全変態
- 越冬 幼虫
メス
頭部は黒色、背面が盛り上がり半球形で、下向きに突き出しています。複眼は黒色、メスの前胸背は赤色で前縁が黒色、オスは黒色です。小楯板は赤色、クサビ形で先端が尖っています。上翅は黒色で浅く荒い点刻があります。脚は黒色、後脚の脛節外側に2本の刺状突起があります。幼虫は石灰質を分泌して枝先に巻貝のような巣を作るそうです。羽化したばかりのムネアカアワフキはオレンジ色の体に透明な翅、変化していくところを見てみたいものです。
オス
日本にいる他のトゲアワフキムシ科はタケウチトゲアワフキのみ、こちらはトゲアワフキにふさわしく小楯板が変化した刺を持っている格好いいアワフキムシです。