以前幼虫を見かけて、胸に角を持つ格好いい成虫を見てみたいと思っていました。見つけたときはテンション上がりました。
ウシカメムシ
- カメムシ目カメムシ科カメムシ亜科ウシカメムシ属
- ウシカメムシ属は日本では1種のみ
- 分布 本州、四国、九州、南西諸島
- 大きさ 8~9mm
- 出現期 4~11月 年2化
- 食べ物 アセビ、シキミ、サクラ、ヒノキなどの汁
- 不完全変態
- 越冬 成虫
成虫
淡黄色に黒く細かい点刻が入ります。前胸背の前方は垂直に傾き、両側が角状に突出して、先端が斜めに断ち切られるようになり、先端は後方に向いています。小楯板は大きく垂れ下がり先端は円くなっています。その基部の両側に白い紋が入ります。前翅先端は淡褐色の膜質です。
体下面は黄褐色で黒い荒い点刻が入ります 。
頭部は黒褐色、中央に縦に黄褐色の筋状の斑紋が、複眼の内側にも橙色の斑紋が入ります。前胸部前縁と両側にかけて乳白色の斑紋が入ります。触角は暗褐色で5節、第1節が短くなっています。
5~6月頃産卵され成長に1~2か月、成虫は6~7月に出現、交尾産卵し、第2世代は9~10月に出現し、11月から越冬に入ります。
幼虫
小さくてもしっかりと角があります。黒と白と赤色のコントラストが楽しい。