自然教育園 チョウ目

シャクガ科~アトジロエダシャク

アトジロエダシャク

  • チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
  • 分布 北海道、本州、四国、九州、対馬、屋久島
  • 出現期 3~4月
  • 開帳 38~44mm
  • 幼虫の食べ物 クルミ科、カバノキ科、ミズキ科、ブナ科、ニレ科など広葉樹の葉
  • 成虫の食べ物 花の蜜
  • 完全変態
  • 越冬 蛹
アトジロエダシャク

3月3日・自然教育園

 

早春の蛾です。森の小道の杭の横側に横向きにへばりついていました。頭部付近は灰褐色の毛でモフモフ。触角は櫛歯状でオスは幅が広く長く、メスは細く短いのですが、上の個体は隠していて、不明です。後翅は灰褐色で細くて黒い内、外横線が入ります。陰では地味な褐色ですが、金属光沢を帯びた鱗粉があり日向では輝くそうです。翅脈が隆起しているように見えます。後翅は淡色で、アトジロの名の由来です。後翅には黒点があり、後角には鱗毛の四角い出っ張りがあります。

アトジロエダシャク

垂直尾翼。ストッパーの役目でしょうか。

アトジロエダシャク

3月3日・自然教育園

 

同じ日に森の小道で見つけた別の個体、白い後翅が覗いています。後角の出っ張りの様子がよくわかります。

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