自然教育園 生き物

カニグモ科~アズチグモ

透明感があってとんがり眼鏡をかけたような白い蜘蛛はアズチグモの雌、ユーモラスで奇麗な蜘蛛です。雄は小さくて褐色でとても同じ蜘蛛とは思えません。さっと葉裏に隠れてしまいます。

アズチグモ

カニグモ科アズチグモ属、本州から九州まで分布しています。出現は6~9月、網は張らず草や低木の花や葉上や葉陰で飛翔性の獲物を待つ待機型の蜘蛛です。7~8月に産卵、卵嚢を折り曲げた葉の中に付け、雌が守ります。9月頃に孵化し幼体で越冬します。

アズチグモ♀

センニチコウにアズチグモの♀

7~8mm、白色から黄白色、頭胸部や脚は透明感があります。見つけたのはほとんど白色でしたが黄色いアズチグモもいて2~3日かけて周囲の色に変化するそうです。茶褐色の斑紋が入る個体もいます。

アヅチグモ

アシタバにアズチグモの♀

眼域が特徴的で三角形の褐色の班があり眼鏡をかけたようで飛び出ています。単眼が6個。カニグモの特徴である1,2脚が長くこれを広げて獲物を待ち受けます。自分の何倍もの大きさのチョウやガも捕らえます。

アズチグモの♀

腹部は後方が膨れておにぎり型になっています。この方向から見たアズチグモも何ともユーモラス。

アズチグモの♂

雄は小さく2~3mm余りの小さな茶褐色の蜘蛛です。茶と黒褐色のバンドをまいたような模様のある脚がチャームポイント。脱皮前の雌の背中に乗ってチャンスを待ちます。

アズチグモの♂

ユウガギクにアズチグモの♂

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