ヤマトタマムシ
- 甲虫目タマムシ科ルリタマムシ属
- 分布 本州、四国、九州、
- 大きさ 30~40mm
- 出現期 6~8月
- 幼虫の食べ物 エノキ、ケヤキ、サクラなどの枯れ木の材
- 成虫の食べ物 エノキ、ケヤキなどの葉
- 完全変態
- 越冬 幼虫
- 英名 Jewel beetle
頭部は複眼間が抉れ、中央に縦溝がありその周辺に点刻が入ります。オスはメスより複眼が大きく、膨らみます。触角は光沢のない黒色、基部は緑色、第4節より先が鋸歯状になります。
ケヤキの木の下で見つけました。
前翅は先端は尖り、縦方向に4条の隆起があります。前胸背は側面に点刻が多く、中央は滑らか、金属光沢のある緑色の地に前胸背と前翅2番目と3番目の隆起の間に銅紫色の縦帯が入ります。
翅の一部が欠けて後翅が見えています。多くの昆虫は死後はその色を失いますが、タマムシは死後も虹色の美しさが失われません。透明な層が何層も重なった構造色です。鳥は色が変わる金属光沢を怖がり近づかないそうですし、光りを反射して体温の上昇を防ぐそうです。
真夏の炎天下に樹上を飛び回り交尾、エノキ、ケヤキ、サクラなどの枯れ木などに産卵、2~3年で成虫に、成虫の寿命はわずか2か月。