ホバリングしながら蜜を吸っては、せわしなく花から花へとかなりのスピードで移動、おまけに翅を高速ではばたかせるので、なかなかいい写真を撮らせてくれません。
ホシホウジャク
- チョウ目スズメガ科ホウジャク亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島
- 開帳 4~5cm
- 出現 7~11月、年2回の発生
- 食性 幼虫ーアカネ科の葉 成虫ー花の蜜
- 越冬 蛹? 生態はよくわかっていない
幼虫
幼虫は4回脱皮し5齢幼虫は淡褐色と緑色に分かれます。長さ50~55mm、頭部から尾端まで縦条がありその下に斜線が入ります。食草はアカネ科のヘクソカズラやアカネの葉です。
頭部は丸みがあり幅は4分のⅠ程と小さく前方はすぼまります。単眼が6個あるそうですが写真では確認できません。胸脚は基部が黒色、中間部は黄色、先端は赤みを帯びます。
尾角は7mmほど、全体に刺状の顆粒が散らばり先端が尖ります。基部の背側は紫色、先端は黄色と変わります。楕円形の気門は橙色で両端が白色です。
成虫
高い飛翔能力があります。前翅は褐色で止まっていると地味な蛾ですが、ホバリング中は胴部と後翅の黄色が目立ち一変して華やかに、腹部の白い帯もホシホウジャクの特徴です。
長い口吻です。
動かないホシホウジャク、アズチグモ♀に摑まってしまいました。
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