自然教育園 生き物 チョウ目

スズメガ科~ホシホウジャク(星鳳雀蛾)

ホバリングしながら蜜を吸っては、せわしなく花から花へとかなりのスピードで移動、おまけに翅を高速ではばたかせるので、なかなかいい写真を撮らせてくれません。

ホシホウジャク

  • チョウ目スズメガ科ホウジャク亜科
  • 分布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島
  • 開帳 4~5cm
  • 出現 7~11月、年2回の発生
  • 幼虫の食草 アカネ科 ヘクソカズラ、アカネの葉
  • 成虫の食べ物 花の蜜
  • 越冬 蛹? 生態はよくわかっていない

幼虫

ホシホウジャクの終齢幼虫

8月25日・自然教育園

 

幼虫は4回脱皮し5齢幼虫は淡褐色と緑色に分かれます。長さ50~55mm、頭部から尾端まで縦条がありその下に斜線が入ります。

ホシホウジャクの幼虫

7月19日・ヘクソカズラ・自然教育園

 

頭部は丸みがあり幅は4分のⅠ程と小さく前方はすぼまり、4本の縦筋があります。幼虫は複眼がなく単眼が6個あるそうですが、写真では確認できません。胸脚は基部が黒色、中間部は黄色、先端は赤みを帯びます。

ホシホウジャクの幼虫

9月3日・自然教育園

 

尾角は7mmほど、全体に刺状の顆粒が散らばり先端が尖ります。基部の背側は紫色、先端は黄色と変わります。楕円形の気門は橙色で両端が白色です。

ホシホウジャクの幼虫

7月19日・自然教育園

成虫

ホシホウジャク

10月12日・アベリア

 

高い飛翔能力があります。前翅は褐色で止まっていると地味な蛾ですが、ホバリング中は胴部と後翅の黄色が目立ち一変して華やかに、腹部の白い帯もホシホウジャクの特徴です。

ホシホウジャク

アベリア、大好き。

ホシホウジャク

10月15日・タイアザミ・自然教育園

 

長い口吻です。

ツリフネソウにホシホウジャク

ツリフネソウに頭を突っ込んで吸蜜中 10月2日・自然教育園

 

アッズチグモに摑まったホシホウジャク

8月17日・自然教育園

 

動かないホシホウジャク、アズチグモ♀に摑まってしまいました。

ホシホウジャク

11月7日・自宅庭

 

自宅庭でじっとしていたホシホウジャク。

ホシホウジャク

なんだか元気がない。

ホシホウジャク

 

ほしほうじゃく

 

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