樹上の葉裏にいたスマートで鮮やかななサシガメです。
ヒゲナガサシガメ
- カメムシ目サシガメ科モンシロサシガメ亜科ヒゲナガサシガメ属
- 分布 本州、四国、九州、対馬
- 大きさ 15mm
- 出現期 6~9月
- 食べ物 昆虫の体液
- 樹上性
- 不完全変態
- 越冬 幼虫
成虫
頭部は暗褐色、触角は橙黄色で長く糸状です。複眼は球形で黒色、左右の複眼を結ぶ横溝があり、複眼の前方は黄色です。前胸背には中央に横溝があり前方は褐色で中央に縦溝があります。前胸後方は淡黄色で中央左右に太い暗褐色の縦条が入ります。前胸後方端には鋭い刺状突起があります。小楯板は先端が尖り、黄褐色、基部は暗色です。結合板は黄色。前翅は長く皮質部は暗褐色、先端の膜質部は半透明で淡褐色、翅脈暗褐色です。脚は黄色。
幼虫
ヤツデの葉裏あたりにいるかなと思っていたら傍の杭の側面にカラフルな幼虫を見つけました。淡黄色に赤色の斑模様が入っています。触角も脚も長く淡黄色に赤い斑紋が入っています。体長は10mmほど。