カブトムシ
- 甲虫目コガネムシ科カブトムシ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州 (北海道は移入種として定着)
- 大きさ 角を除いて 32~52mm
- 出現期 7~8月
- 幼虫の食べ物 腐葉土、柔らかい朽ち木
- 成虫の食べ物 クヌギ、コナラなどの樹液
- 完全変態
- 越冬 幼虫
体色は赤褐色から黒色、オスは頭部に、外角格の一部が発達した大きな角を持ち、Y字型に分岐し、更に先端が2叉になります。頭部にも角があり、2分岐し先端が尖ります。オスより一回り小さなメスは角を持たず、頭部に小突起があります。メスには全体的に微毛が生えています。口の上に硬くなったクリぺウスという器官で樹皮を削って樹液を出し、刷毛のようになった口で樹液を吸います。飛ぶ時には触角を大きく広げて臭覚で樹液や仲間の位置を探します。
8月頃メスは腐葉土や朽ち木に潜り20~30個の卵を産みます。2週間ほどで孵化、腐植物を食べて1か月ほどで3齢(終齢)幼虫になり、10月頃土深く潜り越冬します。翌年、気温が高くなると活発に活動をはじめ、蛹室を作り蛹に、蛹の期間は2週間ほど。羽化は皮を脱ぐのに3時間、翅はまだ柔らかく白色、色が変わり硬くなるのに1日程かかります。そのまま2週間ほど土中で過ごし、地上に出てきます。成虫の寿命は1~3か月。