暖かい日中には、ホソヒラタアブの他にも、ホバリングしているハナアブ科のアブたちに出会えます。
クロヒラタアブ
- ハエ目 ハナアブ科
- 分布 本州から九州の平地や林縁
- 出現 4~11月
- 体長 8~13mm
- 幼虫の食べ物 アブラムシ
- 成虫の食べ物 花の蜜
黒色の胴に三本のクリーム色の帯が特徴です。小楯板は白濁色、複眼はホソヒラタアブより黒に近い色です。頭でっかちの平たい体、脚は茶褐色、翅は透明です。見事なホバリングを見せて、花の蜜を吸いにやってくる成虫は、蜂の真似をした縞々で、つやつやしたスリムなボディー、見飽きない綺麗な姿です。
雄は殆ど見分けがつかないよく似た種にニッポンクロヒラタアブがいるそうですが、本州ではほとんど見ないそうです。
幼虫
クロヒラタアブの終齢幼虫です。厄介なアブラムシを食べてくれる頼もしい存在です.。
オオヒメヒラタアブ
- ハエ目 ハナアブ科
- 分布 本州から九州の平地や林縁
- 出現 3~12月
- 体長 1cm
- 幼虫の食べ物 アブラムシ
- 成虫の食べ物 花の蜜
- 別名 オオマメヒラタアブ
胸部の背面は光沢のある茶褐色、サイドと小楯板は黄色です。雄の小楯板には黒味が多いものと小さなものがあります。腹部は鮮やかな黄色に暗褐色の帯、そしてお尻の矢印のような顔のような模様が特徴です。南の方では腹部が黒い個体も存在するそうです。翅は透明、脚は黄色と一部が茶褐色。
鮮やかな紅色の花色にも負けない艶があります。
アワコガネギクの黄色い色が薄く感じてしまいます。
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