自然教育園 生き物 ハエ目

ハナアブ科~フタホシヒラタアブとナミホシヒラタアブ

ヒラタアブはホバリングが得意で、スリムなボディ。そしてつややかな綺麗なハナアブ達です。

フタホシヒラタアブ

フタホシヒラタアブ

♀ 3月10日・ナズナ・どんぐり公園

  • ハエ目ハナアブ科ヒラタアブ亜科ヒラタアブ族
  • 分布 北海道、本州、四国、九州
  • 大きさ 8~10mm
  • 出現期 3~11月
  • 幼虫の食べ物 アブラムシの体液
  • 成虫の食べ物 花の蜜
  • 完全変態
  • 越冬 成虫 落ち葉の下

腹部には黒地に鮮やかな黄色い太い紋があります。雌は複眼が離れていて中央に黒い模様があります。他のヒラタアブより頭部が幅広く大きく頭でっかちですね。

フタホシヒラタアブ

♂・3月18日・自宅

ナミホシヒラタアブ

ナミホシヒラタアブ♂

♂ 4月23日・ハルジオン・自然教育園

  • ハエ目ハナアブ科ヒラタアブ亜科ヒラタアブ族
  • 分布 北海道、本州、四国、九州
  • 出現期 4~11月
  • 幼虫の食べ物 アブラムシの体液
  • 成虫の食べ物 花の蜜
  • 完全変態
  • 越冬 成虫 落ち葉の下

ナミホシヒラタアブ♂

黄色い斑紋は第1節では分断されていますが、その他は繋がるものや分断されるものなど変異があります。腹部の斑紋はメスの方がやや細い。

フタホシヒラタアブとナミホシヒラタアブの違い

フタホシヒラタアブ ナミホシヒラアタアブ
胸部背色 黄褐色 青銅色
触角の付け根 黒い毛があり なし
小楯板の毛 黒色 明るい茶色
腹部の紋 真ん中で分断されている 3,4節は中央でつながる

とはいえ個体差がありますから、素人にはなかなか難しいものがあります。
雌の場合は特によく似ているものがあるようです。

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