カラスアゲハ
- チョウ目アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科アゲハチョウ属
- 分布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島
- 本州は年２化、九州は年３化、南西諸島は年４化
- 前翅長 ４５～８０ｍｍ
- 出現期 ４～９月 年２化
- 幼虫の食草 ミカン科カラスザンショウ、イヌザンショウ、キハダ、カラタチなど
- 成虫の食べ物 ツツジ、ウツギ、アザミ、ネムノキなどの花の蜜
- 完全変態
- 越冬 蛹
幼虫
７月２３日・キハダ・自然教育園
７月１５日・自然教育園
４齢幼虫・６月１３日・キハダ・自然教育園
頭を持ち上げて威嚇でしょうか。そして橙黄色の臭角を出しました。
終齢幼虫・１０月１５日・キハダ・自然教育園
よく似たミヤマカラスアゲハは歩脚に黒い線が入ります。
胸部背面は独特の模様が入り、黄色く縁どられています。カラスアゲハは眼状紋あたりまでですが、ミヤマカラスアゲハは条が太く一周します。
前蛹
１０月３０日・自然教育園
人工物にくっついた前蛹、何とも愛らしい姿。
蛹
１０月１５日・自然教育園
館内で見つけた蛹、何でこんな所に？ 褐色型と緑型があります。越冬蛹には淡褐色の縁取りがあります。
成虫
♂・１０月１日・タイアザミ・自然教育園
いつもは高い場所にいるカラスアゲハがタイアザミに降りてきました。黒色に翅表が青緑色に輝いて美しい。見る角度によってその輝きが変化します。
尾状突起が無くなっています。春型より夏型の方が大型です。前翅裏面に不明瞭な三角状の白い斑紋があります。後翅裏外側に赤い斑紋が入ります。メスの方が明瞭です。
オスには前翅表後ろ側に暗色の長毛のビロード状の性標があります。
カラスアゲハには蝶道があって決まったコースを辿ります。