ナシグンバイ
- カメムシ目グンバイムシ科グンバイムシ亜科ツツジグンバイ属
- 分布 本州、四国、九州
- 大きさ 3~3,5mm
- 出現期 4~11月 年2~4化
- 食べ物 バラ科の樹木の葉
- 不完全変態
- 越冬 成虫
頭部は小さく前胸背の帽条突起に隠れて左右に暗褐色の複眼が見えます。触角は黄色、細長く第2節が短く、第3節が一番長く、第4節は第3節の1/3程度。胸部左右の翼状突起は大きく、半円形で中央に黒褐色の斑があります。中央の隆起は大きく黒褐色の斑があります。前翅の鞘状部は大きく、✕字状の斑紋が明確に入ります。脚は黄色。
樹皮下や落ち葉の下で成虫で越冬します。越冬成虫は春に食草の葉裏に集まり、葉肉部に数個の卵を産み付けます。1~2週間ほどで孵化、最初は集団で生活しやがて分散します。幼虫は5齢を経て20日ほどで成虫になります。2~4世代を重ねます。幼虫、成虫とも葉裏から葉緑素を吸収し、かすり状になり排泄物で汚れ被害を受けます。