マツホソオオアブラムシ
- カメムシ目アブラムシ科オオアブラムシ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州
- 大きさ 2mm
- 出現期 4月~11月
- 食べ物 マツ属の葉
- 不完全変態
- 越冬 卵
11月頃からマツの木の傍の杭の上でよく見かけます。暗緑色に蝋物質の白粉を纏っています。後脚が長い。初冬、葉上や冬芽に産卵します。
アブラムシに寄生するハチがいます。1次寄生バチのアブラコバチ、アブラバチは、アブラムシの体内で孵化するとアブラムシの内臓などを食べ成長、終齢幼虫になると糸を吐きアブラムシの外皮にくっ付けるように繭を作り蛹(マミー)になります。アブラムシは死にます。寄生バチはお尻の部分を破って羽化します。2次寄生バチのヒメタマバチ科、トビコバチ科に属するハチは、マミーになる前の1次寄生バチの幼虫に産卵し寄生、コガネコバチ科、オオモンクロバチ科に属するハチは1次寄生バチの終齢幼虫や蛹に寄生します。マミー(ミイラ)の色は寄生バチによって色合いが異なり、淡褐色、赤褐色、黒色など。