自然教育園 チョウ目

オカモトトゲエダシャク(岡本棘枝尺蠖)の幼虫

モモの摘果をしていて、鳥の糞?、葉を摘み取ってよく見てみると、なんだか柔らかい手触り。尺取虫でした。

オカモトトゲエダシャクの幼虫

4月22日・モモの葉を抱えて・自宅庭

 

オカモトトゲエダシャク

  • チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
  • 分布 北海道本州、四国、九州、対馬、シベリア南東部
  • 成虫の出現 3~4月
  • 開帳 35~45mm
  • 完全変態
  • 越冬 蛹

幼虫

  • 時期 4~5月
  • 体長 35~40mm
  • 食草 多種、クルミ科、ブナ科、ニレ科、バラ科、ツバキ科、ツツジ科などの葉

若齢幼虫は真っ黒。

オカモトトゲエダシャクの幼虫

4月20日・自然教育園

 

頭部は赤褐色、胴部は各褐色、暗褐色、側面に黄白色の条が不規則に入っています。第1~4腹節、8腹節の背面に瘤起がありその縁を残して周辺が白色になっています。

オカモトトゲエダシャクの幼虫

この日はあちこちで見かけました。

静止しているときは腹側に頭を入れて丸まっています。5月末には土中で蛹化し越冬します。

成虫

春先にだけ現れます。翅を細く畳んで後翅は腹部に沿わせ、前翅は後ろ側にハの字に広げる、面白い止まり方をします。枝に産卵します。

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