オレンジ色が鮮やかで小さいながらよく目立ちます。
セグロカブラハバチ
- ハチ目ハバチ科
- 分布 日本全国、東南アジア
- 出現 4~10月
- 大きさ 成虫6~7mm 幼虫 20mm
- 年5~6回発生
- 別名 ナノクロムシ
- 越冬 土中に繭を作り前蛹体で
幼虫
卵は淡緑色、老齢幼虫は黒色のビロード状の芋虫で食草はアブラナ科の植物、ナノクロムシの名の由来です。
成虫
頭部、中、後胸背部、小楯版、各脛節の外側と脛部が黒色、その他は橙黄色です。触角は10節、翅は暗色。
交尾
6月16日、交尾中のセグロカブラハバチに出会いました。暫くすると
向かい合って、くるくると回った後
去っていきました。
クサギとの関係
いつもたくさんのセグロカブラハバチに出会う場所があります。不思議に思っていましたが、論文を目にしてその理由が納得できました。そこは、クサギの木が数本ある場所、成虫がクサギの葉の腺毛状の毛茸(もうじょう)を摂取することで、いいことがあったからでした。交尾刺激、生殖能力の向上、忌避物質の獲得。
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