自然教育園 ハチ目

ハバチ科~セグロカブラハバチ

セグロカブラハバチ

 

  • ハチ目ハバチ科
  • 分布 日本全国、東南アジア
  • 出現 4~10月
  • 大きさ 成虫6~7mm 幼虫 20mm
  • 年5~6回発生
  • 別名 ナノクロムシ
  • 越冬 土中に繭を作り前蛹体で

幼虫

卵は淡緑色、老齢幼虫は黒色のビロード状の芋虫で食草はアブラナ科の植物、ナノクロムシの名の由来です。

成虫

セグロカブラハバチ

7月13日・自然教育園

 

頭部、中、後胸背部、小楯版、各脛節の外側と脛部が黒色、その他は橙黄色です。触角は10節、翅は暗色。

セグロカブラハバチ

4月12日・自然教育園

 

セグロカブラハバチ

9月2日・シロバナサクラタデ・自然教育園

 

セグロカブラハバチ

7月19日・自然教育園

クサギとの関係

いつもたくさんのセグロカブラハバチに出会う場所があります。不思議に思っていましたが、論文を目にしてその理由が納得できました。そこは、クサギの木が数本ある場所、成虫がクサギの葉の腺毛状の毛茸(もうじょう)を摂取することで、いいことがあったからでした。交尾刺激、生殖能力の向上、忌避物質の獲得。

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