よく出会う濃褐色に白い帯の小型の蛾です。幼虫は葉っぱを食べるのでほうれん草の害虫として有名です。
シロオビノメイガ
- チョウ目ツトガ科
- 分布 日本全土、アジア、オーストラリア、北米
- 大きさ 開帳16~24mm
- 出現 7~11月、(9~10月に集中する)
- 食草 幼虫ーアカザ科、ウリ科、ヒユ科の葉 成虫ー花の蜜
- 完全変態
濃褐色の地色に白い帯、頭部は白色、脚は白色に黒色の斑紋が入ります。
よく葉の裏側に隠れてしまいますが、しっかり翅の裏側が見えました。
生態
年に5~7回の発生。葉裏の葉脈に沿って数個産卵します。幼虫の体色は淡緑色、頭部は淡褐色。初齢の幼虫は葉脈に沿って荒く糸を吐き葉裏を食べます。中齢になると糸で葉を綴り葉を食べます。終齢幼虫は2cmほど。地中浅くに薄い繭を作り蛹になります。寒さに弱く越冬できないそうで春に出現する個体は南方からの長距離移動の個体だと考えられているそうです。