スジベニコケガ
- チョウ目ヒトリガ科コケガ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島
- 開帳 32~48mm
- 出現期 5~9月 年2化
- 幼虫の食べ物 地衣類 落ち葉
- 成虫 不食
- 夜行性
- 完全変態
オス
窓に停まっていた蛾はとても印象的、派手な模様のヒトリガ科コケガ亜科のスジベニコケガでした。黄色の地に朱色の細かな条紋が規則的に並び、濃褐色のⅤ字の条紋が入ります。オスの触角は絨毛状、メスの触角は剛毛状です。内横線は大きく湾曲し、中横線は前縁付近で曲がります。外横線の外側には暗褐色の斑紋が発達しません。変異の多い品種です。よく似たゴマダラベニコケガは中横線が直線状、外横線の外側に暗褐色の斑紋が発達します。春型の1化は色が薄く大型になります。雄は赤みが強く雌は黄色味が強い。メスはオスより大型です。成虫は口吻がなく何も食べません。
メス
庭の掃除をしていたら服に止まって・・
幼虫は地衣類や落ち葉を食べることからコケガの名が付いたそうですが、成虫以外の情報が見つかりません。ヒトリガ科はヒトリガ亜科、コケガ亜科、カノコガ亜科からなり、ヒトリガとは夜行性で灯火に集まるという意味の火(灯、燈)取蛾、火(灯、燈)盗蛾の字があてられます。コケガ亜科はコケガとホソバからなりコケガは派手な模様を持ちホソバは模様がなくシンプルでスタイリッシュと対照的です。