スズバチ
- ハチ目スズメバチ科ドロバチ亜科
- 分布 本州、四国、九州
- 大きさ 17~30mm
- 出現期 7~9月
- 幼虫の食べ物 シャクトリムシなどの幼虫
- 成虫の食べ物 花の花粉や蜜
- 完全変態
- 越冬 幼虫
成虫
時々土に触れながら低い場所を素早く飛び回るのを見かけます。体色は黒色で灰褐色の微毛で覆われて、黄橙色の斑紋が入ります。腹部第1節は細長く、第2節以降が丸く膨れます。後胸背板の黄斑は消失する個体もあります。メスの頭楯の紋は円く横橙色、オスは黄色です。翅は暗褐色を帯び、前翅中空は黄褐色。脚は腿節が黒色、他は黒褐色。
人は刺さないそうですが、刺されたことがあるのでハチは怖い!
巣
杭にくっ付いていた巣が落ちていました。その中には黄色い幼虫が。
土に触れるように飛んでいたのは土集めの為でしょうか。枝や壁や石などに泥でとっくり状の巣を複数作り、さらに全体を土で覆う2重構造になっています。これはオオセイボウなどに寄生から守る為です。卵は上部から吊り下げられ、麻酔をかけられたシャクトリムシの幼虫などが入れられ、幼虫の餌になります。