自然教育園 ハチ目

スズメバチ科~スズバチ

スズバチ

  • ハチ目スズメバチ科ドロバチ亜科
  • 分布 本州、四国、九州
  • 大きさ 17~30mm
  • 出現期 7~9月
  • 幼虫の食べ物 シャクトリムシなどの幼虫
  • 成虫の食べ物 花の花粉や蜜
  • 完全変態
  • 越冬 幼虫

成虫

スズバチ

7月28日・自然教育園

 

時々土に触れながら低い場所を素早く飛び回るのを見かけます。体色は黒色で灰褐色の微毛で覆われて、黄橙色の斑紋が入ります。腹部第1節は細長く、第2節以降が丸く膨れます。後胸背板の黄斑は消失する個体もあります。メスの頭楯の紋は円く横橙色、オスは黄色です。翅は暗褐色を帯び、前翅中空は黄褐色。脚は腿節が黒色、他は黒褐色。

スズバチ

人は刺さないそうですが、刺されたことがあるのでハチは怖い!

スズバチ

8月12日・自然教育園

 

スズバチ

9月10日・ナガボノシロワレモコウ・自然教育園

スズバチの幼虫

3月8日・自然教育園

 

杭にくっ付いていた巣が落ちていました。その中には黄色い幼虫が。

スズバチの巣

3月14日・自然教育園

 

土に触れるように飛んでいたのは土集めの為でしょうか。枝や壁や石などに泥でとっくり状の巣を複数作り、さらに全体を土で覆う2重構造になっています。これはオオセイボウなどに寄生から守る為です。卵は上部から吊り下げられ、麻酔をかけられたシャクトリムシの幼虫などが入れられ、幼虫の餌になります。

スズバチの巣

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