やっと山桃が美味しそうに色付きました。
触れるだけで真っ赤な果汁が手につきます。八百屋さんにないわけです。そのままで食べるのが一番。
山桃のジュースの作り方
大きくてもまだ赤い実は、甘味が少ないので、煮詰めてジュースにします。
- しばらく塩水につけます。
- ごみを落とし、ヘタを取ります。5ミリ程の白い虫が表に出てくることがあります。
- ひたひたになるまで水を入れて灰汁を丹念にとりながら、30分ほど弱火で煮ます。
- お好みの甘さに砂糖を足してまた20分ぐらい。
- 冷めたらざるでこします。
これは直径30センチの鍋です。5時間ほど塩水につけていましたが、やはり虫が何匹か出てきました。ミバエの幼虫です。今回は量が多かったからか、灰汁を採るのに40分ほど、かかりました。どれだけ丁寧に灰汁が取れるかで味が決まります。スッキリした、それでいて濃厚なジュースになります。
このままでは濃いので氷を沢山入れてグルグルかき回してお召し上がりください。
今回はこれで4リットルほど出来ました。前回は布で絞ってジュースにしましたが、赤く染まってて目の間に細かい実が詰まって大変でした。ざるに挙げておけば自然に溜まっていくので楽ちんです。
ジュースを取って残ったのは、ジャムにすることもできます。
ジュースは小分けにして冷凍すればシャーベットとしても楽しめます。暑い夏にぴったり、幸せを感じるひとときです。頭の栄養ブドウ糖の甘さに、たっぷりのポリフェノール。赤い色はつくと落ちないくらい強力です。
今年最初に作ったジュースは、学生時代同じ時を過ごした下宿仲間のもとへ。山桃初体験、種も植えてみようとお持ち帰りです。先日この庭を見に来た人も山桃初体験してもらい、やはり植えるために種をお持ち帰りでした。ほとんどの方が山桃をご存じなくて、知っていただけると嬉しいです。
収穫方法
こんな方法で実を集めています。鳥害防止ネットの軽いタイプのものを洗濯ばさみで枝に止めています。夜のうちにこんなに貯まっていました。
去年までは脚立に上って採っていましたが、楽な方法に変えました。危険は回避するに限ります。まだまだ山桃は沢山実がついています。また次のジュースのもとが増えてきました。
後日談・・・
4度ジュースを作り8,5リットル作ることができました。あちこち、貰われていき、今、冷凍庫で500㏄のペットボトル3本が真夏を待っています。幾つか実を冷凍してみました。手間いらずで、シャリシャリして美味しいのですが、やはり、ジュースにはかなわないですね。
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