ナナフシモドキ
- ナナフシ目ナナフシ科ナナフシ亜科
- 分布 本州、四国、九州の雑木林、林縁の葉上、下草
- 大きさ ♂57~62mm ♀74~100mm
- 成虫出現期 6~11月
- 食性 落葉樹の葉
- 不完全変態
- 越冬 卵
- 名の由来 七は沢山の意。七節は木の枝の意味で、木の枝に似ているので七節擬き 通称ナナフシ
- 英名 Working stick stick insect
幼虫
触角が短く脚には縞模様があります。
成虫
雄は体長60mm前後と雌より小さく、体色は濃褐色と濃く、節々がはっきりとしていて、触角が長く、細っそりとした体つきだそうです。通常、雌の単為生殖で繁殖することから雄を見かけることは殆どありません。有性生殖も可能です。
体色は緑色、灰褐色、黒褐色。翅をもちません。節は7ではなく14、各節に気門があります。
頭部は小さく、方円形、雌の頭部には1対の角状突起があります。触角は短く第1節の幅が広い。よく似たエダナナフシは前脚と同長の触覚を持っています。前胸は短く中胸は伸長、後胸は中胸より短くなっています。擬態するときに前脚を頭も横にピタッとつけて伸ばしますが、前脚の付け根付近は細く少し湾曲していることでよりフィットします。
左前脚と右後ろ脚のない緑色のナナフシモドキを見つけました。脚は取れやすくなっていて、襲われた時には脚を切り離して逃げます。天敵は、トカゲ、カエル、クモ、アリ、鳥。幼虫の時に失った脚は脱皮の時に再生されます。
卵は3mmほどの乾燥した種子のようなもので、地面に産み落とされます。硬く、水に溶けにくい層に包まれていて、鳥に食べられても消化されず、排泄されて、孵化する可能性があります。