雌は日本のバッタで一番大きくて、存在感たっぷりです。
ショウリョウバッタ
- バッタ目バッタ科ショウリョウバッタ属
- 分布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島
- 生息場所 草丈の低い明るい草原
- 大きさ ♂27~35mm ♀45~57mm
- 出現期 7~10月
- 食草 幼虫、成虫ともイネ科の植物の葉
- 不完全変態
- 越冬 卵
- 別名 チキチキバッタ 雄が飛翔時に前後の翅を打ち合わせてチキチキと音を出すことから
- 別名 コメツキバッタ 特に雌は後脚頸節を揃えて持つと縦に体を振る動作をすることから
環境によって緑型と褐色型、混合型があります。写真の個体は、緑の体に淡褐色の条が入った混合型です。雄と雌の体格差が激しく、雄はほっそりとしていますが、雌はがっしりしています。雄は目立った模様はありませんが、雌は体側に縦帯模様の入ります。バッタは後脚が発達していますが、その中でもショウリョウバッタは特に発達しています。
頭部は円錐形で斜めに尖り、短くて太い剣状の触角が伸びます。
11月頃、地面に腹部を突き刺して地中に産卵し、産卵後、死にます。卵は50個ほどが固められ泡のようなもので包まれています。卵で越冬し、孵化は5~6月、脱皮を繰り返し6~7月に羽化します。
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