ムラサキシジミ
- チョウ目シジミチョウ科
- 分布 本州、四国、九州、沖縄
- 開帳 30~40mm
- 出現期 3~11月 3~4化
- 幼虫の食草 アラカシ、イチイ、スダジイなどのブナ科の常緑樹、落葉樹の葉
- 成虫 越冬前後は花の蜜 それ以外は不明
- 完全変態
- 越冬 成虫
成虫
日中はあまり動かず夕方から活動します。翅裏はとても地味。淡褐色、灰褐色に不明瞭な帯模様と斑紋が入ります。
翅表は青紫色、暗褐色の太い帯に縁どられています。前翅は先端がやや尖っています。体色は灰色。
樹木の葉裏などで単独または小集団で越冬します。
卵
越冬成虫は、早春、食草の小枝や葉に1個づつ産卵します。
幼虫
幼虫はわらじ型、ある程度成長すると枝先の若い葉を綴って巣を作ります。幼虫は蜜を出してアリを誘引、脳内のドーパミンの働きを抑制し、護衛させるそうです。幼虫は5齢で終齢となり落葉の間で蛹になります。5月下旬から6月に新成虫が羽化します。秋まで数回発生します。