自然教育園 甲虫目

ゾウムシ科~コナラシギゾウムシ

コナラシギゾウムシ

  • 甲虫目ゾウムシ科ゾウムシ亜科シギゾウムシ属
  • 分布 北海道、本州、四国、九州
  • 出現期 5~10月
  • 幼虫の食べ物 コナラ、クヌギなどのドングリ
  • 完全変態
  • 越冬 蛹(土中)
コナラシギゾウムシ

10月7日・自然教育園

 

「シギゾウムシ」は口吻がシギの嘴のように長く伸びることから付いた名前です。シギゾウムシ属は日本では43種を数えます。濃褐色から淡褐色の体色に淡黄色の微毛が生えて斑模様になっています。メスはオスより口吻が長いそうです。触角は口吻の中央より頭部寄りから出て直角に曲がります。メスの触角の柄部は第1~4節の長さと同長。コナラシギゾウムシは触角の第1節と第2節がほぼ同長、クヌギシギゾウムシは第2節の方が長いそうです。コナラ、クヌギのドングリに口吻で穴を開けて卵を産み付け、孵化した幼虫はどんぐりを食べて成長します。成長した幼虫は土中に潜り、蛹化して越冬します。中には幼虫のまま越冬するものもいるようです。

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