夏の日差しの中次々と鮮やかな黄色の花を咲かせ楽しませてくれます。
ルドベキアの特徴
キク科オオハンゴソウ属(ルドベキア属)の越年草、または多年草です。アメリカ原産で北米に30種あります。日本には切り花用として明治中期に渡来しました。花色は黄色、オレンジ色、複色。大輪種、小輪種、一重、八重咲があり、また一年草と多年草があります。一部が野生化している丈夫な花です。
ルドベキア・プレイリーサンはルドベキア・ヒルタの園芸品種です。ヒルタの名は「短い剛毛のある」という意味で全体に毛が生えていて、和名はアラゲハンゴウソウ(荒毛反魂草)。ヒルタ種からは多くの園芸品種が生まれています。ルドベキア・プレイリーサンは一重の大輪種の多年草で、草原の太陽の名に似つかわしく、他のルドベキアより一回り大きく明るく鮮やかです。筒状花も他のものは褐色やチョコレート色なのに対して明るい緑色で爽やかな印象です。
葉
草丈60cm。茎は直立しよく分岐して、互生、葉は大きな披針形、上部は下の写真のように細めの披針形、茎、葉は毛が目立ちます。花の大きさの割にはコンパクトです。
花
花期6~9月。茎頂に花径10cmの頭花を付けます。舌状花と筒状花からなり、舌状花の周囲は黄色、基部はオレンジ色、総苞片は線形。
育て方
日当たりと水はけのよい場所を好みます。耐暑性はありますが耐寒性はやや弱く秋に種を播いた株は凍らないように保温します。筒状花を咲かせるのも楽しいのですが、筒状花が咲く前に花茎を切り取ると次の花茎がよく伸びます。肥料は特に必要ありません。
増やし方
4~5月に株分けをします。庭植えの株は数年に1度は株分けをします。種蒔きは9~10月、3月に。発芽温度は20~25℃。種は向光性があり土をかぶせずに蒔きます。
病害虫
丈夫です。ハモグリバエの幼虫の食害で葉が色が抜けたようになります。食害にあった模様の先端を探して除去します。