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クワ科~クワクサ(桑草)

葉がクワに似ていて地味ながら何もかも自力で頑張る面白い草です。

クワクサの特徴

花弁のない雄花と雌花が混在するクワクサ(桑草)

クワ科クワクサ属の1年草です。日本全国の道端や荒れ地に生える在来種です。朝鮮、中国、東アジア、オーストラリアなどに分布しています。

クワクサ(桑草)の葉

草丈は30~60cm。茎は時に暗褐色を帯び細かな毛があります。葉柄が長く葉は互生、表面に細かな毛が生えて縁に細かな鋸歯があります。幅2~5cm長さ3~8cmの卵形で先が尖ります。

雄花と雌花

クワクサ(桑草)

花期は9~10月、葉腋に雄花と雌花が混在して付きます。球状の花序は約5mmと小さく有柄のものと無柄のものがあります。花に花弁はありません。伸びきっていない白い葯が顔を出しています。

クワクサ(桑草)の雄花、巻き込んでいた花糸を反転させて花粉を飛ばします。

雄花の花被は4裂し、雄しべは4本。花糸をグーンと伸ばしていて、その先に白い葯がみえます。花糸は初め内側に巻き込んでいて開花時に反転しその勢いで花粉をはじき飛ばすそうです。受粉も昆虫の力を借りずに自力で頑張ります。

クワクサ(桑草)の雌花の紅紫色の糸状の花柱

雌花の花被は4裂し、そのすき間から紅紫色の糸状の花柱が伸びます。

果実

外果皮の圧力で種子を飛ばすクワクサ(桑草)の果実

果実は1.5mmで痩果です。外の果皮の一部が伸びているのが見えます。外果皮の圧力で種子を飛ばします。種子の散布まで自力で完結するとはなかなか面白い植物です。

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