自然教育園 ハチ目

コマユバチ科~アオムシコマユバチ

アオムシコマユバチ

  • ハチ目コマユバチ科サムライコマユバチ亜科
  • 大きさ 2~3mm
  • モンシロチョウの若齢幼虫に寄生
  • 完全変態
  • 越冬 蛹、前蛹
アオムシコマユバチ

7月3日・自然教育園

 

黒色の体に黄褐色の脚、翅の外縁中央部に黒紋があります。
モンシロチョウの若齢幼虫に寄生します。アブラナ科の植物は青虫に加害されると寄生バチを呼ぶ、化学物質を放出します。寄生バチはこれを頼りに飛来します。葉裏よりは葉表にいる方が寄生されやすいそうです。それでチョウは葉裏に産卵するのでしょうか。アオムシコマユバチは若齢幼虫に数十個の卵を産み付けます。孵化した幼虫はチョウの幼虫の内部を摂食し、蛹化する前に体表を破って外に出てすぐ蛹になります。齢が進んだ幼虫に寄生すると成長の完了前に蛹化して寄生は失敗。蛹化してから羽化までは7日程。寄生バチも他の寄生バチに寄生されます。アオムシコマユバチの2次寄生バチはヒメバチ科、ヒメコバチ科、コガネコバチ科、カタビロコバチ科など多岐にわたります。

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