アサザ
- ミツガシワ科アサザ属の浮葉性多年草
- 分布 本州、四国、九州
- 湖沼、水路、池の浅い場所
- 在来種
- 花期 5~10月
- 別名 ハナジュンサイ
葉
地下茎から水中茎を伸ばし、節から根を出して広がります。地下茎から長い葉柄を出して伸びる浮葉と、水中茎から出る浮葉があります。葉は互生で単葉、濃緑色で光沢があります。10cmほどの円形、卵形で基部は深く切れ込み、縁は波打ち、低い鈍鋸歯があります。裏面は紫褐色を帯び、腺点があります。
開ききる前の若葉は独特の苦みがあり食用とされるそうです。
花
葉腋から集散花序を出します。花冠は3~5cmの黄色、橙黄色で5深裂し、花弁は薄く、縁はフリル状で細かい裂け目があります。一日花です。雄しべ5本、雌しべ1本、柱頭は2裂します。長花柱花と短花柱花があります。
果実
余り結実せず、ほとんどがクローンではないかとのことで、確認できていません。果実は長卵形の蒴果、種子は褐色、4~5mm、柱状突起があり縁に硬い毛があって、水に浮くそうです。