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アブラナ科~ショカツサイ(諸葛菜)とスジグロシロチョウ

反り返った黄色い葯と淡紫色の十字花は躍動感があってよく目立ちます。

ショカツサイの特徴

ショカツサイ

アブラナ科、ショカツサイ属の2年草です。中国から観賞用や油の原料として渡来したのが今は野生化しています。江戸時代に記録があるそうですが戦後全国に拡大しました。

上部の葉は無柄で深く茎を抱くショカッサイ.

茎は20~50cm。上部の葉は無柄で深く茎を抱きます。分裂せず荒鋸歯があります。根上葉と下部の葉は羽状で頂葉が大きく、深く裂けています。

羽状で頂葉が大きく、深く裂けるショカッサイ.の根上葉と下部の葉

蕾が毛だらけのショカッサイ.

花期は3~5月。両性花の虫媒花です。蕾が毛だらけです。

ショカツサイ

花径2~3cmの十字花、花弁の先には突起があります。雄しべは6本、黄色い葯の先が尖り反り返ります。黄色い花粉が溢れています。

ショカツサイ

萼は筒状で長く紫色です。花期の終わりになると花の色はだんだん薄くなっていきます。

ショカツサイ

花弁が取れて中が見えています。花糸が白く花粉を出し終わた葯が丸まっています。花柱が伸びてきました。

果実

ショカッサイ.の長い若い果実

若い果実です。果実は10cmの長角果、4個の陵があり断面は4角形。2mmほどの種が多数あり、熟すと自然に裂けてはじけます。

名前

ショカッサイ(諸葛菜) 諸葛孔明が、兵士の食糧のためにこの花の種を蒔き育てたという伝説?から

オオアラセイトウ(大紫羅欄花) 牧野富太郎先生の命名です。

ハナダイコン(花大根) 花が大根の花に似ていることから。

ムラサキハナナ(紫花菜)若い葉はてんぷらやお浸しで、茎や大きな根も食用になるそうです。

スジグロシロチョウ

シロチョウ科のスジグロシロチョウはこの花と大きな関りがあります。

幼虫で越冬して春から夏にかけて見られます。春型と夏型雄と雌で模様が違います。薄暗いところが好きなモンシロチョウより大型の蝶です。スジグロシロチョウの幼虫の食卓はアブラナ科の植物です。

薄暗いところが好きなスジグロシロチョウ

5月、サクランボの木にとまっていました。墨がにじんだような模様です。

ショカッサイ.が復活させたスジグロシロチョウ

衰退していたこの蝶はショカツサイの分布の拡大ともに都市部を中心に数を増やしました。この美味しそうな大きな葉っぱが長期間存在することが数の拡大に繋がりました。

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