アシナガオニゾウムシ
- 甲虫目ゾウムシ科クチカクシゾウムシ亜科アシナガゾウムシ属
- 分布 本州、四国、九州
- 大きさ 8~12mm
- 出現期 5~9月
- 食べ物 エノキの枯れ木
- 完全変態
- 越冬 成虫
灰白色の鱗毛に覆われ黒い斑紋が入ります。上翅と腹部をすり合わせて音を出すそうです。オスの前脚が極端に長く、先には長毛が密生します。メスの前脚は普通の長さで、ブラシのような毛もありません。
面白い顔です。胸部先端にこぶのような突起が1対あります。これが「オニ」の名の由来でしょうか。口吻は幅が広く短く、この口吻がぴっちりと収まる窪みが見えます。驚くと口吻を収めて脚を畳んで死んだふり。
幼虫時代に過ごしたエノキの枯れ木の中で蛹化し、中で羽化、5月頃になると穴を開けて脱出するそうです。