一面リボンのような花弁に覆われた賑やかな面白い花です。ほのかに良い香りがします。
ベニバナトキワマンサクの特徴
マンサク科トキワマンサク属の常緑小高木です。病害虫に強く丈夫で刈込にも強く樹形も整いやすい育てやすい樹木です。そして華やか。ベニバナトキワマンサク(アカバナトキワマンサク)は黄白色の花が咲く中国原産のトキワマンサクの変種です。学名のロロペラルムは革紐+花弁の意味です。
葉
樹高は2~4m。厚みのある葉は互生、長さ2~6cm、長楕円形で全縁、光沢があります。若葉は赤紫色、緑葉に変わる種と赤紫のままの品種があります。基部は葉脈が乱れるように左右非対称になっています。
葉の両面に星状毛があります。葉裏には葉脈が隆起して毛が目立ちます。
花
花期は3~5月。花色は赤、赤紫、ピンク色。
リボンのような赤い花弁がきれいに巻かれて畳まれています。
リボンがほどけ萼が分厚くなってきました。これは花色が赤色です。
新梢の先に5個ほどの花が集まって花序を作ります。萼片は4裂し、萼片の外側にも茎も葉にも星状毛があります。花柄なく一面リボンのような花弁でおおわれています。花弁は4枚、長さ2~5cm、雄しべが4本。
花が落ちた跡。
果実
果実が2つに割れて種がこぼれました。果実は蒴果、初秋に熟します。長さ7mmの倒卵形、果皮は厚く毛に覆われています。果実には2個の種子が入っています。5mmの楕円形で黒く光沢があります。