新芽が鮮やかな濃紅色に染まっています。木の下やグランドカバーとして和風にも洋風にもよく合い、白い花と葉色の変化が楽しめる植物です。
セイヨウイワナンテンの特徴
北アメリカ原産、ツツジ科イワナンテン属の常緑低木です。樹形は乱れにくく、地下茎が伸びて自然に横に広がっていきます。別名アメリカイワナンテン。
葉
樹高1~1.5m。厚みがある先の尖った長楕円形の葉は浅い鋸歯があり、互生、光沢があります。クリーム色やピンク色の班が不規則に入ります。萌芽力が強く刈り込むと葉の色の変化を楽しめます。
花
花期は4~6月。白色の小さな壺形の総状花序を下向きに付けます。アセビやイチゴノキとよく似た花です。地味ですが可愛い花です。
萼が5深裂、白色で先端が緑色から赤く変わります、花弁の先が浅く5裂して反曲し、白い花柱はやや曲がって伸び丸い黄色い柱頭が花冠からのぞいています。雄しべは10本で花糸には毛が密生し葯は2裂し背面に毛状の突起があります。
果実
果実は7mm、やや扁平な球形で花柱が先端に残り上向きに付きます。蒴果で熟すと下部が裂け種子が散布されます。
育て方
虫が付きにくく病気にも強く、耐暑、耐寒性があります。
日陰に強く、半日陰がベスト。
細根で浅いため乾燥には弱く、ツツジ科ですから酸性土壌が好きです。
増やすには挿し木(6~9月)と地下茎を切り株分け(11~12月)で。
仲間たち
レインボー ・芽出しが濃紅色、緑色にピンクやクリーム色の斑が入る
トリカラー ・緑色にクリーム色の斑入り、冬には緑色が赤紫色になる
アキシラリス・濃緑色の葉、紅葉する。花は白色
イワナンテン・日本原産で岩場などに見られる。樹高30cm、2cmの白い花
ナナ ・矮小種