アシタバに頭を突っ込んでいたのは、緑色と紅色のコントラストが美しいカメムシです。
ベニモンツノカメムシ
- カメムシ目ツノカメムシ科
- 分布 北海道、本州、四国、九州
- 大きさ 8~12mm
- 出現期 4~10月
- 食草 ウコギ科、セリ科の花や果実
- 年1回発生
- 不完全変態
- 越冬 成虫
頭部と体側が黄緑色、赤褐色や暗褐色の斑紋があります。前胸背側角は三角状で黒色、あまり突出していません。前翅膜質部に透けて見える腹部背面は赤く、よく似た、セグロベニモンツノカメムシは、この部分が黒くなっています。第7腹節両端が生殖節より長くなっています。前翅膜質部に透けて見える尾端が凹んでいるので上の個体は雌。雄は2つの毛束の出っ張りがあります。
脚は黄色から黄緑色。腹部は淡黄色。腹部覆面の両側に黒い点状の気門があります。よく似たアオモンモンツノカメムシはこの点が見られません。またアオモンは前翅革質部中央に不明瞭な黒点があることが異なります。