ツメクサ(爪草)は日本のどこでも少しの隙間でも生きられる、小さな雑草です。いつの間にか、います。
ツメクサの特徴
ナデシコ科ツメクサ属の在来種です。踏みつけられても平気、ちぎれても根はシッカリ残り、横にはびこっていく繁殖力の強い雑草です。一年草ですが、越年すれば大きい株になります。
茎 葉
葉は対生、幅1mm、長さ5~20mm、艶があって乾燥に強い厚く尖った線状です。葉の形状が鳥の爪のようなので爪草の名前になりました。
茎はよく分岐し直立もしくは這います。茎には節があり対生になる葉とは膜で繋がっていて短い筒状になっています。
花
茎は根元で分かれ1本の茎に約4mmの花を1個付けます。白い花弁が5枚で萼と同長もしくは短い。雄しべは5~8本、白い花柱は5裂しています。
よく見ると中央の黄緑色の子房が愛らしい。花びらが退化したものもあります。
蕚にも茎の上部にも細かな毛が生えています。
果実
蕚に包まれた果実です。果実は約3mm。
頭のヒョロヒョロ、残った花柱がが面白い。
果実は蒴果、5つに割れて中には0.4mmの黒い種子が沢山入っています。種子には粒状の突起があります。