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アワフキムシ科~シロオビアワフキ(白帯泡吹虫)

あちこちで沢山のアワフキムシの泡の巣が見られます。その中にいるシロオビアワフキの幼虫は鮮やかな赤と黒、対照的に、成虫は白い帯のある灰褐色のシックな姿です。

シロオビアワフキ

シロオビアワフキ

6月4日・自然教育

  • カメムシ目アワフキ科
  • 分布 北海道、本州、四国、九州
  • 大きさ 11~12mm
  • 幼虫の出現期 4、5月
  • 成虫出現期 6~10月
  • 食草 幼虫、成虫とも植物の汁
  • 不完全変態
  • 越冬 卵 ヤナギ、サクラ、バラ、クワなど

幼虫

5月10日・自然教育園界

 

4月に孵化して茎に泡の巣を作ります。幼虫は尾端に呼吸のための特別な管を持っていて、これを突き出して空気を取り込み、排泄液と分泌液に空気を送り込んで作ります。幼虫は固まって生活し、一つの泡の中に複数の幼虫がいることも多くあります。

シロオビアワフキの巣

5月10日・自然教育園

 

泡に中で頭を下に生活し、乾燥や捕食者、寄生などから守られています。幼虫は、頭部から胸部は黒色、腹部は鮮やかな赤色です。

アワフキムシの幼虫

5月8日・自然教育園

成虫

シロオビアワフキ

頭部や前胸背は暗褐色、前翅の前縁から後縁にかけて白帯が入り、帯の両側は黒褐色、前翅の末端は灰色になっています。後脚脛部に2対の刺があります。

シロオビアワフキ

6月3日・自然教育園

 

シロオビアワフキ

下から見ると面白い顔 11月10日・自然教育園

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