キボシカミキリ
- 甲虫目カミキリムシ科フトカミキリ亜科
- 分布 本州、四国、九州、南西諸島
- 東日本型、西日本型、中間型、10種の亜種
- 外来種 西日本型は在来種の説あり
- 大きさ 14~30mm
- 出現期 5~11月
- 幼虫の食べ物 クワ科、イチジク、柑橘類の生木
- 完全変態
- 越冬 幼虫
深緑色に黄色い斑紋が入っています。頭部、前胸背面に黄色い斑紋、上翅には大小の黄色い斑点が入り、地域によって変異があります。前胸背面の縦条斑紋が淡色で中央で途切れず連続しているのが東北から関東甲信越に分布する東日本型だそうです。
上の個体は縦条斑紋が途切れています。
触角は長く、メスでは体長の2倍強、オスは2.5~3倍、黒色に白い環状紋が入ります。
メスは食樹の樹皮に傷を付け産卵管を差し込んで1か所に1個の卵を産み付けます。幼虫は樹の中心に向かって食べ進みます。樹内で蛹になりますが、長い触角が脚の前でぐるぐる巻きにされています。半年樹内で過ごし、円形の奇麗な穴を開けて旋回しながら外に出ます。