自然教育園 生き物

キマダラカメムシ

ベランダで見つけた黄色い縦筋と斑紋が入った大きなカメムシ、やっと会えました。去年、灰色に赤い斑紋のある印象的なその終齢幼虫を見つけていたものですから。

キマダラカメムシの特徴

カメムシ科カメムシ亜科の最大のカメムシです。台湾から東南アジア原産の帰化種で日本には江戸時代長崎出島から侵入し、現在では北上し関東でも確認され市街地、街路樹などで普通に見られます。植物の移動によって北上したのではと言われています。

生態

成虫、幼虫とも4~11月に出現し成虫で越冬します。樹皮の裏側や割れ目や隙間に潜り込んだり家の中に侵入して越冬します。シダレザクラやソメイヨシノ、ハナミズキなどの葉裏に、12個の卵塊が産卵されます。卵は2mmの乳白色で1週間ほどで孵化します。卵の上部は蓋のようになっていて面白い。3齢幼虫までは集団で生活します。食卓は非常に広くサクラ、ウメ、カキ、サルスベリ、ナンテンハギ、フジ、ニセアカシア、クワ、など、小枝、葉脈、樹幹から吸汁します。特にナシ類サクラ類の有害昆虫とされます。

幼虫

キマダラカメムシの幼虫

7月3日、自宅ベランダで。

キマダラカメムシの幼虫

中齢幼虫 自宅庭で。

キマダラカメムシの終齢幼虫

終齢幼虫 9月22日 自然教育園で。粉が吹いたような暗灰色に赤色の小斑紋が入り腹部中央に押してとばかりに黒色のボタンがあります。

キマダラカメムシの終齢幼虫

終齢幼虫 9月22日 自然教育園で。薄っぺらい体です。

成虫

キマダラカメムシ

6月16日、自宅のベランダで。体長20~23cm、頭部が細長く、扁平、体色は黒褐色に黄色い層斑紋があり頭部から小楯板にかけて黄色い縦筋が入ります。触角の先端の1節の根元と脚に白い帯が入ります。

キマダラカメムシ

結構りりしくて格好いい。中国では果物に影響を与えるという記述があるようで、庭の果物に被害を与えないでほしいところです。カメムシはなかなか厄介。

-自然教育園, 生き物

Copyright© 奥行き1mの果樹園 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.