金属光沢に水色の斑紋が美しいイトトンボです。
ホソミイトトンボ
- トンボ目イトトンボ科ホソミイトトンボ属
- 分布 本州、四国、九州
- 出現期 4~12月
- 大きさ 夏型28~34mm 越冬型33~37mm
- 幼虫の食べ物 水中の小さな生き物
- 成虫の食べ物 昆虫やクモ類
- 不完全変態
- 越冬 成虫
秋に羽化して越冬し、翌春に交尾して産卵する越冬型と、初夏に羽化して秋に命を終わる夏型があります。水生植物の多い池や沼を好みます。越冬型は11月頃にはオスメスとも褐色になり、草地から樹木の多い場所に移動し地上1~2mのササやつる植物などにぴったりとくっついて過ごします。春に成熟すると色鮮やかなブルーに染まります。夏型より鮮やか。細身のイトトンボの中でも特に腹部が細長いフォルム。眼後紋と後頭条が繋がっていること、胸部側面と、腹部第8,9節と第10節の大部分が青色であることがホソミイトトンボの特徴です。
日本で成虫で越冬するのは本種の他には、オツネントンボとホソミオツネントンボの3種類だけだそうです。