ベランダで見つけた赤褐色の蛾は・・
オオバコヤガ
- チョウ目ヤガ科モンヤガ亜科
- 分布 北海道、本州、四国、九州、対馬、屋久島、南西諸島
- 開帳 35~48mm
- 出現 5~6月、9~10月(年2化)
- 夜行性 灯火に集まる
- 食草 幼虫ータデ科、イラクサ科、サクラソウ科の葉 成虫ー夕方から夜間に吸蜜
- 完全変態
- 越冬 晩秋~初冬に土中で蛹に
幼虫
若齢幼虫は淡褐色、進むにしたがって黒褐色に、老齢になるにしたがい背面にハの字の黒い紋が出ます。老齢幼虫は30mm。5~8月、10~3月に見られます。
成虫
前翅は雄は灰黄色から赤褐色と色の変異が大きく、雌は赤褐色、内横線、中横線、外横線が入ります。環状紋は大きく翅脈で切られ、歪になります。環状紋の間には黒点があります。腎状紋は淡色でくっきりと出て暗色班はU字型です。
脚の腿部には毛が多く脛部から先には刺が並び先端には小さな鉤爪のようなものが見えます。
よく似たコウスチャヤガとの違い
雄の触角 コウスチャヤガは櫛歯状、オオバコヤガは糸状
環状紋 コウスチャヤガは小さく円形 オオバコヤガは大きく歪で翅脈で切り取られる
腎状紋の暗色班 コウスチャヤガは円形、オオバコヤガはU字型
コウスチャヤガは環状紋と腎状紋との間に三角紋が入る
雌の前翅 コウスチャヤガは細長い